プ ロ フ ィ ー ル
同じ芸術家同志のつながりです。先日のオカリナコンサートに市村さんはキーボード奏者としてご出演なさったとか。市村さんの画廊にもオカリナ が置いてありましたよ。
篆刻美術画廊は、篆刻家の市村 弘堂さんとその弟さんで美術家の市村 石蛙さんとで運営しています。開廊して約1年が過ぎました。ご自身の作品を中心に展示してあるとともに、篆刻愛好家のために陶印の焼成や、鋳造印の鋳造サービスも行っています。 篆刻家とは、印鑑を彫る芸術家のことです。書道などの書と並び、展覧会などでお目にかかりますが、現代においては、自分のハンコを彫って持っている方は、そう多くはないでしょう。 ここで、この篆刻画廊に展示してある雅印について少し説明しましょう。 印材の種類には、木印、陶印、石印、鋳造印そして、竹の根に彫る竹根印などがあります。それぞれの素材の持ち味を生かした雅印は、風流であり、また書などに刻印すれば自分の作品をより引き立て、オリジナリティーをより主張できる物です。
弘堂氏は、三代目中村蘭臺氏に教えを請い、この世界に入って30年となります。マイナーな世界ですが、公民館等で教室を開くと習いにくる方もたくさんいます。小さな物だけれど奥深い。石に彫るケースが一番多いのですが、竹の根に彫る竹根印は、一つ一つ形が違いおもしろい。これを実印に登録している方もいるんですよ。 『地域の方が気軽に立ち寄ってくださるサロンのような場所にしたいですね。定期的にミニコンサートも企画しているところなんですよ』
篆刻の発祥は、今から約四千年前の中国で、象形文字から進化した篆文で銅や玉、石等で印が作られておりました。 それらの印を所持使用できたのは一部の特権階級で一般人には無縁の物でした。その後元の時代に青田石という石印材が発見され、それが手の力で容易に彫れるため、多くの文人たちが篆文で印を彫りはじめました。権力の象徴として用いられていた印は文人たちが名前や字号だけにとどまらず、名句や詩文を印に刻することにより芸術としてのジャンルを確立することになりました。
印鑑だけでなく表札や、スタンプなど現在では、自分の名前などを彫って書道や絵手紙などに押したり、お友達の名前を彫ってプレゼントしたりと、気軽に楽しめる趣味としてファンが増えています。東洋の文字を彫って海外の友人にプレゼントをするのもナイスなアイデアですよね!ご自分で作るもよし、先生に造ってもらうもよし。相談してみてくださいね。 料金は、6〜15ミリ4文字までで5,000円、40ミリで13,000円、45ミリ、変形印は、相談してくださいね。
市村さんは、以前ピアノを教えていたこともあるほどの実力者。 三味線とのコラボレーション、オカリナとの共演などでいろいろなコンサートに出演しています。弟の石蛙さんは、画家である傍らギターの名手でもあります。コンサートではもちろんギターで活躍していますよ。画廊に置いてあるミニチュアギターもかわいいです!
左の絵は、石蛙さん作のかっぱの絵葉書です。かっぱがもみじ谷大吊橋を渡っているんですね。塩原温泉にてご購入いただけます。 市村さんご兄弟のお母様は、書道の先生をなさっていました。画廊には、そんなお母様の俳句が、達筆な筆でかかれた作品も並んでいます。 書、篆刻、絵画、音楽とご一家でなんでもありの市村家でした。