最近アメリカが遠く思える。
ニューヨークの貿易センターが消えた光景も知らないし、カリフォルニアの大きな山火事も
自分には遠いところで起こっている。友人達はいるにせよ、やはり遠い。
定着という言葉があるが、一個所にとどまり生活をし、その地域になじむのには何年かかるか?
5年が目安だと思う。
アメリカから離れ、地方都市に暮らしてはや6年。
すっかりここに定着した感がある。
都会より少し物事の動く時間がゆったりとして、飾らない人が多いこの地域に今私はいるのだ。
前に住んでいたL.A.の記憶も薄ぼんやりとしてきた今日この頃。
自分が生まれ育った日本がそれは一番住みやすいのは当然だ。
楽に暮らせるし、暮らしのリズムや、ルール、そして何より心のよりどころとなる親族が近くにいることから来る安心感がストレスを分散してくれるからだろう。
でも、数年暮らしたアメリカもまた、他の外国の国々から比べるとやはり親近感がある。遠くてなかなか行けないけれど、どこか他の国に住むとすれば間違いなくアメリカを選ぶだろう。
それは、
よそ者でもチャンスをつかめば受け入れてもらえる。いや、チャンスをつかもうとがんばっていれば受け入れてもらえるそんな風土があるからだろう。元をたどれば、みんなどこからかやって来た人達の集まりなのだから。
がんばろう!という気持ちを盛り上げてくれるのもアメリカだと思う。
人を誉めることの上手な人が多いせいなのかな?はっきりとした物言いも慣れてしまえば心地よい。
いい思い出ばかりではなかったにしろ、懐かしい友人達や、お世話になったお医者さん、友人達、近所の人々を私は決して忘れない。
アメリカで生まれた娘も8歳。
日本とアメリカの国籍を持っている彼女が今後、どのような人生を歩もうが、
自分で判断して国籍を決めればいい。その選択を与えてあげられることが今は嬉しい。
その地に行って肌で自分の生まれた国を実感してそして決めて欲しいと思っている。
いろいろ見て、聞いて、感じてそして確かめて確実に人生を歩んで欲しいと思っています。
自分の経験が少しでも娘に、そしてこのエッセイを読んでくださった方々に伝わればいいなと思いながら
…
ビバアメリカは、今回をもって終章とさせていただきます。
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