「年配者は、産業立国の立役者だ。しかし、定年やリストラで有無をいわさず職場を奪われる。貴重な体験や洗練された技術が生かされないのは、大いなる損失です」 大手機械メーカーを退職して約9カ月後の00年2月。田中鼎さんは、友人の情報を頼りに、栃木県大田原市にある電子機器製造会社「アイ電子工業」を訪ねた。そして、「年配者の新会社」をつくろうと、熱い思いを語る高橋徳経社長(60)に圧倒された。
『ぜひ、働かせてほしい』
この4月、玄人軍団が設立され、57歳の田中さんは新人社員になった。 つづく
こちらの記事は2004年4月1日に毎日新聞に掲載されたものです。(転載許可済み)